まだまだ、梅雨らしいお天気が続く東京。
先日ある方が、「なんだかすっごくだるいんです」とおっしゃっていて。特に理由はないけど体も心も重くて、「今日もヨガに来ようかすごく悩んだ」とのことでした。
雨や湿気といった「水」の質が増えるこの時期は、アーユルヴェーダでいうと「カファ」という性質に傾きがちです。心や体が重く、なんだか動きたくなかったり、だるかったり。
わたしたちは天気を含め、意外と外の世界に影響されていますから、この時期は怠惰な自分を責める必要はなく。
自分のお尻を無理に叩いて頑張る必要はないし、何か自分が悪いんじゃないかとか、内側に原因を探さなくていい。
だからその方にも、そういうことをお伝えして、重くてもだるくても、全然構わないこと。そして、だからこそこうしてヨガをして、体を動かして、巡りを促すのはとても役に立つこと、などをお話しました。
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その方に「先生もこんなふうにだるかったり、何にもやる気がしないことってあるんですか?」と聞かれ、「そんなことなさそうに見えるから、すごくうらやましい」と。
「当然ありますよ! 人間ですもん」と答えたのですが(Definitely, YES!!!!!! xD)、やはりヨガの先生とか人前に出ている人って、いつも満たされていて、幸せそうに見えますよね。もちろんみなさんの前に出ると、自然とそういうモードになるところはありますが(みんなも笑顔だし、自然と楽しくなるし)、当然、同じ人間ですから、気持ちのアップダウンもあれば、人生のバイオリズムもあります。
それでも、そういう光とは逆の、闇の位置にいるときこそ、ヨガで人生を照らしているところはあるかもしれません。
ヨガ界の巨匠、アイアンガー先生の名著のタイトルは『Light on Yoga』ですが、文字通り、わたしにとってヨガは光なのです。それは、ヨガを学ぶ多くの人にとって、そうだと思います。
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光もあれば、闇があるのが自然の摂理。病める時があれば、健やかなる時もあって、どんな瞬間もまるっと受け止めて、穏やかに生きられる人になりたいな。
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★YouTubeに新しい動画をアップしました 🙂
今回はヨガのクラスでもよく出てくる「太陽礼拝」について解説しています。クラスでやってるけどぶっちゃけよくわからない! 流れについていけない! という方や、名前は知ってるけどやったことないという方、ぜひ動画でチェックしてみてください♡ →動画はこちら