ヨガ初心者さんに向けて、よくある質問にお答えするシリーズ企画 🙂
第1弾は、ヨガと呼吸について書きました。→★
今回も、生徒さんからちらほらいただく質問の一つ、「ヨガのクラスの前って、どんなものを食べればいいんですか?」「どんなものなら食べてもいいですか?」ということにお答えしたいと思います。
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一般的に言われているのは、次のようなこと。
●食事をするならクラスの2〜3時間前まで。
●食べ過ぎないこと。腹八分目程度に。
あれ、あんまりなかった 笑笑。
わたしがまずお答えするのがこの2点ですが、例えば朝一のクラスに出る場合、「2〜3時間前」に食べ終わるのは実際厳しかったりしますよね。その場合は、フルーツやクッキー、ナッツ、ヨーグルトなど軽いものをちょこっと、なら、お腹も重くならず、あまり支障はないと思います。
わたし自身は、朝のクラスがあるときは基本的に何も食べませんが、食べるとしたらそういう感じです。
クラスの直前に食べるのがなぜよくないかと言うと、やっぱり体が動きづらくなるから。前屈や後屈、ねじりなど、ヨガのポーズは内臓を刺激するものが多いので、お腹いっぱいの状態だとどうしても動くが鈍くなりますし、気持ち悪くなったりもします。
つまり、ヨガをすることで「心地よく」なれないということ。変なストレスがかかった状態で体を動かすことになるので、本来のすっきり感が軽減してしまうのです。
せっかくヨガをするのに、思い切り動けない状態ではもったいない!とも言えるでしょう。
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ただ、逆に言えば、本人が「満腹でも全然平気。動ける」という体質なら、クラス前であろうと気にせず食事してもいいと個人的には思います。むしろ、「空腹だと集中できなくて全然ダメなんです!」という人もいるでしょうしね。
こういう質問に対して、「一般的にヨガではこう言われてます」という模範回答はあるのだけど、やっぱり最終的にどんな答えを採用するかは人それぞれ。「これが絶対のルールで、必ず守らなくちゃいけない」ということはないんです。
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わたしがヨガを習い始めたばかりの頃、ちょうど昼の2:00頃から始まるクラスに出ていたのですが、始まる前に先生から「お腹いっぱいの人ー?」と聞かれ、手を挙げてたことを思い出します。「その人たちは、動ける範囲で動いてね」と。先生も「わたしも今日はお腹いっぱい」とか言ってた気がする 笑。
そういう気楽さもやっぱり好きだし、わたしも生徒さんに対してはそういうスタンス。基本的になんでもいいし、辛ければ休めばいい。その経験によって学ぶことがあれば、次からそれを自分のルールにすればいい。
以前は、二日酔いで朝のクラスに参加していた方が、気持ちよくヨガをするために前日に飲むのを辞めた、とおっしゃっていました。それってとても良い実例だなぁと感じたことを覚えています。
そんなふうに、ヨガをすることによって暮らしにいい風を吹かせられるのなら、ちょこっとでも日常が良いものになるのなら、わたしは本望です。