レイシズム

昨年から改めてレイシズム、人種にまつわる問題は取り上げられているけれど、わたし自身は海外で暮らした経験がないし、理不尽な差別を経験したこともないので、深く語ることはできないなと思っていて。

ただ、英語を学び始めてから、第一チャクラレベルで染み付いているものの見方(日本人としての価値観や視点)を実感したり、世界中の人と接するなかで自分の常識にない考え方や暮らしぶりに驚くような経験はままあって、そのたびに自分のなかに見え隠れする差別意識に自分で嫌な気持ちになったり、「そういうこともあるんだな」と新鮮に感じたり、学びがたくさんあります。

わたしは今、オンラインで英語を勉強しているのだけど、ちょくちょく担当してくれる黒人の女の子がいて。とてもフレンドリーでかわいくて、親切で、大好きなのだけど、その子が近々アジアのとある国に仕事で行くことになりそうで、その国での黒人に対する差別がどうなのか気になると言っていた。

「だから純粋に楽しみじゃないの。不安だし、怖い」と。

わたしは黒人ではないし、アジア人として欧米に暮らしたこともないから、それに対して自分の考え方からしか答えられなくて。

「日本では、黒人に対する差別はそんなに激しくないと思うよ。同じアジアの国だし、その国でどうかはわからないけど、欧米でのそれともまた感覚は違うんじゃないのかな」

でも、わたしが知らないだけで、実際はあるのかもしれない(いや、あるよなきっと、程度の差こそあれ)。だけどその子は、「でも怖さがあっても、進むの。進むって決めたら、何が起きても絶対乗り越えられるから」と話していて、「そうだよ。怖いと感じるのは人間だから当たり前。それでも挑戦するってすごく大切だし、あなたは勇敢だと思う」と伝えた。

これはコバシャールさんの動画にゲストで出演した際、Johnnyも飛び入りで参加した1コマなのだけど、こういう画を見るとき「多様性」という言葉を思う。

この世界にはいろんな人がいて、それぞれの文化や暮らしがあって、わたしたちはそのすべてを知りようがないし、理解できないこともきっとたくさんある。でも、だからこそCooperation、協力していくこと、調和していくことでわたしたちは豊かになるし、まだ見ぬ新しいものが生み出していける。

世界は広い。

最近とある方から聞いた、素敵な言葉。

「信じるな。でも疑うな」

みんな、そのままでいい。ありのままの、100%の自分を生きればいい。

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